ようやく雪が解けてきた3月末、27回目の出光イーハトーブトライアルの準備が始まった。もうおわかりのように、第27回大会の開催日はいつものとおり8月の最終土日なので、今年は8月30日、31日となる。長い歴史の中でたった1度だけ開催日を1週間早めたことがあったが、各方面に多大の迷惑をかけただけであんまり喜ばれなかったので、それ以来ずっとカレンダーどおり8月最終土日でやってきたのである。そのために来られない人、逆に来られる人、さまざまだろうけど、あしからずご了承願いたい。
ようやく雪が解けてきた3月末、27回目の出光イーハトーブトライアルの準備が始まった。もうおわかりのように、第27回大会の開催日はいつものとおり8月の最終土日なので、今年は8月30日、31日となる。長い歴史の中でたった1度だけ開催日を1週間早めたことがあったが、各方面に多大の迷惑をかけただけであんまり喜ばれなかったので、それ以来ずっとカレンダーどおり8月最終土日でやってきたのである。そのために来られない人、逆に来られる人、さまざまだろうけど、あしからずご了承願いたい。
「クラシックもいいんだけど、2日間だともう体がついて行かない…」「会社の休みの関係でどうしても土曜日しか走れない…」などなど、理由はさまざまだろうが、要するに土曜日1日だけなら走りたいんだよね?よし、それじゃ従来の2日間クラシックはそのままに、新しく1日だけ走れるクラシックともいうべき「オッペル」を作りましょう!
…というわけで、今年の開催日が月末ギリギリということもあり、新クラス「オッペル」が誕生するのだ。エントリー料は1万2千円を予定。
「オッペル」のレベルは「クラシック」と同じく中級者向けだ。基本的な内容は「クラシック」の土曜日午前部分に、袖山の「クラシック」ランチコントロールで折り返し、いくつかのセクションをプラスして七時雨山荘をゴールとする予定。(コースやセクション数はなるべく面白いかたちを目下検討中)
これまで土曜日のトライアルは「ネリ」しかなかったため、ホントはうまいくせに「土曜しか休めない…」という人がやむなく(?)ネリに参加し、結果的に“ネリ荒らし”をしていた現状を改善する目的もあって「オッペル」は誕生する。だから、ネリ優勝、あるいは上位入賞した経験のある人は、ネリは基本的に初心者と初級者のためのイベントだという位置づけを守るためにも、今後は「オッペル」に参加して欲しい。(ネリヘルパーは今後ももちろんOK!)
そりゃごもっともな質問です! イーハトーブでは当初から27年間続いている中級者クラスを”伝統的な“という意味で「クラシック」と名づけているが、それ以外の「ネリ」「ブドリ」「ヒームカ」はすべて宮澤賢治の作品中の登場人物名を、(宮澤家のご了承のもとに)使わせていただいている。したがって、「オッペル」だけが例外…なはずはない!
これは「オッペルと象」という作品の主人公、オッペルの名をそのままいただきなのだ。他のクラスに使われている名前と同じく、主人公の役どころとトライアルの内容は関係ないので、念のため。「オッペルときたらたいしたもんだ…」という書き出しで始まるこの作品、さて、この話の結末は…? いつも言うように、賢治作品をどれかひとつでも読んでから参加すると、イーハトーブトライアルや岩手県の味わいがグンと深まるよ…!
ランチの田山ドライブインまでのコースを一部変更検討中。実現にはいろいろ難関があるので、それをうまくクリアできたら…ね。
今大会で出光興産株式会社に冠協賛していただいてからちょうど15年になる。大会主催者として心から感謝していることはもちろんだが、どちらかと言えば日本ではマイナースポーツであるトライアル界全体にとっても実にありがたいことではないだろうか。ちなみに出光興産のホームページにもちゃんとイーハトーブトライアルのリンクが貼られ、ボタンひとつでイーハトーブトライアル大会ホームページに入れるようになっている。一時はモータースポーツ色んなスポンサーがついた時期があったが、ここまで長く一社が冠協賛を続けてきたモータースポーツは、日本では他に見当たらない。そんなわけで、出光冠協賛15周年記念に、参加者の皆さんから出光に対する感謝の気持ちや、良い思い出、または日ごろ出光にどんなイメージをもっているかなど、大会プログラムに掲載するためのコメントを大募集する。グッドなコメントを寄せて掲載された方には大会事務局から記念品を贈呈する予定だ。
トライアルをちゃんとやっている人にとっては、なにを今さら…の話で悪いけど、最近はトライアルのトの字も知らないまま大会に参加する人が少なくないらしい。たとえば、同じセクションは1回しか走ってはいけないとか、誰かがセクション内にいるときは他のライダーはセクションに入ってはいけないとか、あたりまえすぎて規則書にも書いていないことが、堂々と(!?)ルール違反されてしまう場面が数多く目撃されている。楽しいことと、デタラメなことは違うんだから、ルールに不安がある人ほど規則書をちゃんと読んでから来てくれ。そこんとこヨロシク、頼むぜ!
トライアル開催はどこも大変だという記事がトライアル雑誌にも出ていたけど、イーハトーブでも実行団員が年々さまざまな事情で続けられなくなってゆく。特にトライアルバイクをちゃんと(無事に戻ってくる確実さ)乗れる実行団員の数が減少してきて、今回はかなり大変な状況になっている。開催範囲が広く、道と地名を知っていてはじめて指令を受けて動くことができる…という特殊性がこの大会にはあるので、できれば地元、あるいは地理、地名が少しは頭に入っている、バイクに乗れるヘルパーを募集したい。
同時に、バイクに乗れないヘルパーも、主に本部関係や受付・連絡要因として活躍してもらいたいので、希望する方はテレビ岩手事務局・斉藤まで連絡を。なお、同じ趣旨から岩手大学と岩手県立大学にも呼びかけを行う予定だ。
土曜日の早い時間にゴールした「ヒームカ」のライダーに、今年は面白い企画ができた。
宿泊先のホテル羅賀荘前の波止場から、チャーター小型観光船に乗れることになった。「イーハトーブ参加者です」と言えば一人2000円で、リアス式断崖絶壁の下を、スリル満点のコースで巡ってくれる。最低催行人員が3名なので、今回はヒームカ申し込みのとき、観光船のチェックボックスにチェックマークを入れよう!
イーハトーブトライアルが長いあいだお世話になってきた関係で、安家森(あっかもり)林間放牧サポーター募集の紹介をしよう。
いまは通っていないが、以前、クラシックの樹海(安家森)に入る手前の名物セクションだった「袖山ロックス」の原っぱ(安家平)が、牛を放牧しなくなってから草ぼうぼうの荒れ野になってしまった。そこで北上山地の美しい景観を取り戻すため、安家地区の人々を中心にふたたび牛を放し飼いにする運動を3年前から展開した結果、ふたたび美しい草原に戻りつつある。今後も放し飼いを続けるためには多くの人がサポートする必要があるため、イーハトーブトライアルとしてもサポーターを大募集する。ちなみに、万澤もサポーターとなっているが、昨年夏にはおととし放牧した短角牛の肉が届き、この春には味噌、凍み豆腐など安家の食べ物が送られてきた。
サポーター会員となるには年額8千円を少なくとも3年続ける条件で入会することになっている。いつもトライアルで楽しませてもらっている岩手にご恩返しも、おいしくていいもんだよ。
連絡先は岩泉役場安家支所内「安家地区活性化推進協議会」
電話:0194-24-2111 または、ファクス:0194-24-2275 へ。
今まで「早すぎる」とのご指摘があった申し込み開始と締め切りを、今年は大幅に遅らせることにした。申し込み開始は5月24日(土)、締め切りは7月25日(金)となる。これならギリギリまで予定をやりくりして参加…ということも可能になるはず。今年は来てね!
少子高齢化社会の実情に合わせ、イーハトーブでもこれまで「ネリ」にあった65歳以上半額割引を廃止し、代わりに今回から「ネリ」に未成年半額割引をすることに決定した。お父さんと一緒に息子や娘が出る場合には、この割引はすごーく魅力かも…。
これまでチーム賞として実施してきた、オールド賞、ヤング賞、レディス賞、親子賞などの副賞に関心が集まらないので、すべて廃止とします。その分、コース、セクションが充実すると思っていてね。