ネリ・ブドリの担当のイッシーが以下の決意表明を行いましたので、ネリに参加予定のみなさんは、じっくりとお目通しください(萬爺より)
「25年前の第12回大会に誕生し、それまでのイーハトーブに新しい風(参加者層)を吹き込むことになったネリは、いまやすっかりイーハトーブのもうひとつの顔になりました。 当時を振り返りますと、私の稚拙なアイデア(安比周辺での観光トライアル)を「初心者の受け皿としてやってみよう!」という万澤会長の即断により、第1回のネリはわずか24名のエントリー(なにしろ募集が始まっていて、競技者数にはスタッフも含まれていた)、コースも現在とは異なり安比から安代町(当時)の館市に抜けてから根花林道も走るという計150キロ程で開催されました。
ネリはその後初心者や苦痛よりも楽しみを優先する参加者の皆さんに支持されながらエントリー数が増加、4年後の第15回大会では188名の参加者数となりました。それに伴いライダーの技術レベル差が課題となったため翌16回大会では日曜開催の「ブドリ」が誕生、そして第29回大会からは運営上の理由から「ネリ・ブドリ」を同日開催となったのです。
こうして振り返ってみると、よちよち歩きで生まれたネリもわずか25年の間にずいぶんと大人に成長しました。もしネリという人格があるのであれば「私もいろいろあったのよ」と言われているような気さえしてきます(ちなみにネリは宮澤賢治の童話「グスコーブドリの伝記」に登場する女の子です)。
そんな大人の魅力も備えつつあるネリですが、いざ現状を見てみると「あれれっ、私にお似合いの初々しい人が少ない・・・(失礼!)」ということに気がつきます。もちろん、お元気なベテラン勢がウィッティなトークで若いネリをからかっている様子も悪いことではありませんが、このままではいかん!と生みの親としては心配してしまうのです。
そこでネリは「初心者」の受け皿として、当初の趣旨に還りたいと思います。ベテランに誘われて(だまされて?)参加した初心者が「楽しかった、また来たい!」と思ってもらえるようなセクション設定に努めますので、このニュースをご覧のベテランの皆様は、どうかネリにお似合いの方々をお誘いあわせの上エントリーをお願いします。なおコースについては従来どおり岩手の自然を満喫できるようなルートといたしますので、「装備と気持ちの準備」そして事前練習はよろしくお願いいたします」(石山洋治)